実力主義型の終身雇用制度を打ち出したSイバーエージェントは、これまでの成長過程から次の発展段階に入ったことがうかがえる。
新たに出現したインターネットという市場において、若手社員を中心とする人財の頑張りで積極的に前進してきたこれまでのスタイルから、市場の成熟を意識し。
人財.の経験を活かして、大きくなった組織を仕組みとルールでさらに前進させていく。
ベンチャー経営から安定成長経営に移行したとも思える。
ただの安定経営ではない。
日本人や日本的組織をよく理解した、更なる成長へとつながるような安定成長経営だ。
よく成功体験は組織のイノベーションを阻害するとか、「経験の罠」などといわれるが、グローバル経営での考え方ではないか。
日本では昔から「温故知新」といわれるように、それまでの経験や先達の教えを大事にしさらに新しい道を考えることが良いとされてきた。
日本式経営の良さは経験を重視して、生かすことにより組織の成長を成し遂げるところにもある。
経験とは人に宿るものである。
Sイバーエージェントの考える新しい終身雇用制度。
日本企業の伝統的な制度の良いところをうまく取り入れ、さらに時代に合わせて進化させている。
大げさにいえばこれこそが日本企業の生きる道ではないだろうか。
先の見えない時代だからこそ、こんな思い切った宣言が有効で、これからのSイバーエージェントは、一層その存在感を高めていくだろ朝礼に3時間かける異色の会社日本の企業文化のひとつに朝礼がある。
始業前に従業員が集まり、伝達事項を伝えて、情報を共有する。
あるいは、朝礼でラジオ体操を行った、社訓を唱和して社歌を歌い、士気を高めている企業もある。
あまり他の国では見られない光景に違いない。
ひと口に朝礼といっても、その内容は様々なのだが、いずれにせよ日本の多くの職場で採用されている制度である。
早めの出勤が求められた、持ち回りでスピーチを課している企業が多いせいか、参加者の朝礼に対するモチベーションは総じて低いのが現状だ。
半ばイヤイヤ参加している社員もいることだろう。
そんな朝礼をエンターテインメント化することで、社員同士の絆づくりに役立てている企業がある。
沖縄県にある株式会社0縄教育出版だ。
約140名の従業員を抱える同社は、社名に出版という名称が付いているが、いわゆる出版社ではない。
1977年の設立当初は出版事業を営んでいたが、15年ほど前から始めた健康食品や自然派化粧品の企画や通信販売が、今では総売り上げの90%以上を占めている。
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